2010年9月17日DX歌舞伎町
斬っても突いても死なない“人間疑き”
今日も“死なない芸”を見せるため、見世物小屋へと上がる。
「親の因果が子に祟り~斬っても突いても死なない、人間モドキだよ」
死なない体で芸をするも
客にも飽きられ、見世物小屋を飛び出し置屋へと居を移す
「お前が、斬っても突いても死なない“人間モドキ”ってヤツか?」
一人の客に心を奪われる
自ら傷つける“芸”を見せようとするが、止められ、その腕を
身体を縛られる
「どうせアンタもアタシで遊ぼうって言うキチガイじゃないか!」
「だったら俺がお前を……傷つけてやるよ」
腕を天井に固定し、身体を縛り付ける
俺を見ろ
容赦ない鞭が加速し
唸りを上げる
横向きに吊り上げ
脚を畳んでいき
身体を蝦反りに
更には竹を叩き込む
逆さに
足先と首を繋ぎ、縄で責める
灼熱の蝋燭を
期待に濡れそぼる秘部へと
捻じ込む
口に手拭い、首に縄。秘部には蝋燭が捻じ込まれ
更には上からも間断なく蝋が降り注ぐ
頚部に食い込む縄が見えるだろうか
下ろし、身体をまさぐる
「愛を知ったら……私は死ぬの……」
さっき叩き込んだ竹を割り、
「御伽噺から抜け出てきたような女だなぁ……お前ぇは……」
その尖った切っ先で
心の臓を一突き……
愛 を 知 っ た ら 私 は……
model 智弓
story 智弓
photo yoshida-h
special thanks 松本格子戸