縛り始めて10年以上経ったんだけど、この世界、本当に深い。
今、自分が正解だと思ってやっていることが、半年後には完全な間違いであったと気づくことなどザラにある。
それは、縛りはもちろん、縄そのものや相手を観察することなども含めて、全てのことに当てはまる。
つまり……
やればやるほど分からなくなる。
それが縛りだと思っている。
だから今までは、公の場で縛りに関して論ずることは極力避けてきた。
だって、人に言って(教えて)、その半年後に自分が全く違うことをやってるとか、めっちゃかっこ悪いやん(笑)
けど、今回少しだけ“これは”って思うことがあったので、せっかくだから多くの方に知って貰い、また検証してもらおうと思い、書いてみることにした。
※これはあくまで、現時点での“私なりの”正解でしかないことを、改めて強調した上で書かせていただきます。
ご承知置きください。長くなったけど、ここからが本題
↓以前より、一般的な胸縄(上縄)に関して、返し縄が良いのか、二周巻きが良いのかの議論は尽きなかった(分からない人は、帰ってからお母さんに聞いてください)。
もちろん、それぞれにはそれぞれの良さがあることは論を待たない。
返し縄はセンターが一発で決まる。
二周巻きはテンションが揃えやすい。
※テンションという言葉は本来の意味とは少し違ってくるのだが、ここでは便宜上、皆さんが使われているテンションと言う言葉を敢えて使わせていただきます。センターの大切さは言うまでも無く、それは左右の腕に掛かるテンションを決めてしまうと言っても過言では無いほどだ。
↑
二周巻きただし、二周巻きでも慣れればセンターは一発で決まるし、返し縄でもテンションは揃う。
私は基本的に、一度掛けた縄は極力触りたくない(せっかく縄を這わして“いれた”のに、それを剥がして台無しに(なるような気がしちゃうので(笑)))したくないので、センターは一発で決めたい派だ。
で、東京に来てから4年ほど、ずっと二周巻きでセンターを決める練習をしてきた。
けど、4年(たかが……だけど)やってみて思ったのは、どちらも大した違いはなく、多くの場合、縛られてる人はそのことを覚えてすらいない(笑)
つまり、どっちでも良いというのが現在の結論(笑)
で、終わっちゃったら、何のためにこの文章書いてるのか分からない。
実は、そんなことよりも、縛り(吊り)始めた時からずっと気になっていたことがある。
ここからが更に本題(笑)
↓縛られ手さんが、緊張や、苦しんだ末、腕を伸ばしたりすることがある。
また、軸縄に取った吊り縄が、何かの拍子に強く引っ張られたりすることもある。
するとどうなるのか?
つまりは
ま、少し極端に引っ張ったけど、こうなっちゃてる訳だ。
これ以上、何の説明もいらないと思うんだけど、上述した“縄のテンションを揃える”ことなんて、これを解決しなきゃ、楽観の上に成り立った机上の空論でしかない。
そこで、どうしたらこの現象を防げるのかと考えてたんだけど、10年以上も経って、何の前触れもきっかけもなく、突然閃いた。
ってことで、ここからいよいよ本題に入る訳なんだけど(
←まだ入ってなかった)
これは、多くの写真を使って長くなりそうなので、次回【主に吊りを前提とした胸縄(上縄)考察2】でお届けします(笑)