ってことで、恐らく誰も待ってないであろう、釣り中心のパート2が始まる訳だが、「やりたい時にやりことをやりたいだけやる」という私のSMそのものであり、ニーズなど一切知ったことではなく、正に「鬼畜と呼ばれて…夏(陽次さんに開いてもらった縄会のタイトル)」な展開で始まるのだ。
実は北海道変態界隈にも釣り好きさんはいて、その方から情報をいただき、我々は一路、日高山脈を目指すことにした。
日高山脈と言えば、北海道の中央南部にある山脈であり、狩勝峠側の佐幌岳から襟裳岬までを南北に貫いていて、長さは南北およそ150 kmにも及ぶ(ありがとうwiki)。
その日高山脈を構成する数々の山々の中から、今回はパンケヌシ岳より流れ落ちるパンケヌシ川を目指した。
大都会札幌を昼過ぎに出て、走ることたったの2時間。
それだけの距離で、この北の大地は日高樹海と呼ばれる大自然にまで連れて行ってくれる。
どんな出会いを見せてくれるのか?
到着したのが夕方の17時前であり、今日は夕まずめ(日没に合わせた、お魚さんたちの夕食時間のことやねん)に専念する。
慎重に川に降り立ち、本流との合流点を目指して、ゆっくりと釣り下ることにした。
このチャラ瀬の至る所からニジマスの反応はあるものの、どれも押しなべて小さい。
とても美しく愛らしいとは思うが、残念ながら私にロリータ趣向はなく、もっと洗練された、魅惑の大人ボディーに出会うため、小さな場所は適当に流して、本命の合流点へと向かった。
合流点は正に“それっぽい”雰囲気を醸し出しており、まずめ前にも関わらず、既にいくつかのライズリング(魚が水面の虫などを食べる時に起こる波紋)が広がっている。
が、やはりどれも小さそうだ。
本来なら大物が食事を始めるのを待つべきなのであるが、今回は初心者が同行しており、開けた場所でキャスティング練習にもなるだろうと思い、適当に始めてみた。
なんと言ってもまだ初日。
休みはたっぷりとある。
しかし、やはりというか何というか。
姿を見せてくれる魚体はことごとく20cm以下の若魚ばかり。
仕方がないので、本格的に日が沈み始めるまで待つことにする。
日に沈む西の方角には、なんだかフシギな形の山があった。
こういう景色に出会えるのも、山の釣りの醍醐味。
ここで公開! これが本気の堂山鉄心だ!
3
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1
どーーーーーーん!!!どーーん!
わざわざこんなに勿体ぶってこの画像をアゲた理由についてだが
まぁ、この日の結果は聞くなってことで。。。
さっさと退散して道の駅で車中泊。
まぁ、休みはまだまだたっぷりとある。。。むにゃむにゃ。。。
ーー翌日ーー
北の大地の朝は早い。
道の駅の街灯ってのは日の出と共に消える訳だが、ここではそれが何と3:50分!
地球は丸く、日本にも確実に時差があることを教えてくれる。
昨日のお子様たちと遊ぶのも大人げないので、本日は最初から本流を釣り上がる。
溜息が出るような美しいロケーション。
これの他に何か必要なものがあるだろうか?
しかも、流石の大自然。
“ここ”と思うポイントでは、必ず何らかの反応はあり、水面からは次々と美しい魚体が上がってくる。
一発目。
小さいけど流石だね。
あんな教科書通りのポイントから1発で出るんだね。
2発目。
やっぱりここから出たね。
まぁ、また小さいけどね。
3発目。
ってか、昨日よりも小さいね。
4発目以降。
ま、また小さいね。
さっきより小さい。
20cm近くあったのが、段々と手のひらサイズにスケールダウンしてくる。
ある場所などはほとんどが10cm前後の、よく、この毛鉤に食いつけたなってヤツらがうじゃうじゃ。
前述したが、私にソノ趣向はない。
なのにここは…
ただの、
ロリータ学園じゃねーかー!ねーかー……ねーかー……一応言い訳として、こんな綺麗なオショロコマ(この日唯一の20cmオーバー)も釣れたんだよ自慢な写真いや。
魚が釣れたとか釣れなかったとか、そんなことが如何に些末なことか。
この美しい景色に囲まれ、清らかな時間を過ごすことの幸せ。
それだけで十分じゃないか。
よし。
明日も釣ろう。
別の川で。帰り道では熊さんが見送ってくれていました。
それにしても、アテンション・ベアーズて。。。
パート3「果てしない大空と広い大地だか何だか知らないけど、魚釣らせろ! 魚! 編」へと続く