「ねぇねぇ、関東でも普通にアンモナイトとか採れるの知ってる?」
この言葉から始まった今回の化石発掘ツアー。
※鉄さんって休みの日は何してんの?
とか聞かれることが多いので、今回はいつもSMを離れて、休日の様子をお届けします
とか言いながら、ずっとSMやってる日もあるがな!化石――。
それは太古の浪漫。
白亜紀・ジュラ紀など、順番が分らなくったって、聞いているだけでワクワクする。
特に。
男の子だったら尚更でしょう。
アルカの常連で建設関係のお仕事をしている純ちゃんと、何の工具を持って行くべきかでめちゃめちゃ盛り上がって、最後には「ユンボ入れる?ユンボ。 レンタルのニッケンとかで貸してくれるよね?」ってとこまでいって、絶対に怒られるということで収束した。
で、終わっちゃったらつまらないので、純ちゃんが「群馬に化石掘らしてくれる施設みたいなのがあって、そこで工具なんかも貸してくれるらしいよ」って話になり、素人が思いつきでその辺掘り返したりするよりも(大抵誰かの土地だからね)、まずはそういうところで経験を積もうって話になった。
ってことで日曜日――。
私を含めて、スタッフ3名、お客さん5名の、計8名の化石好き変態どもの旅が始まった。
まずは、「皆様の安全は私が全て保証します。運転には自信があるし、完全にお任せください」と豪語していた、お客さんというよりも、私を始め、アルカスタッフが胃袋のお世話になっている、元祖アンジェリーナ・ジョリー(長いので、以下、木村さん(仮名)とします)の運転で一路群馬へ。
ところが、前日から楽しみ過ぎて一睡もしていなかったらしく、1時間ほどであえなく撃沈「しょうがねぇーなぁー」
となれば、過去に、取り消し一回、免停数えきれずのベテランドライバー、我らが鉄さんの出番でしょうってことで、満を持しての登場。
まずはウィダーインゼリーで栄養を補給して
ほな、行くで
車内は完全に修学旅行状態
運転も絶好調!
なんと言っても、今やゴールド免許だからね。
拘束を高速を抜けて降りて、下道をダラダラ。
風景も周りの車の運転ものーんびり。
まぁ、たまにはこういうのも悪くない。
って、思っているウチに、ワインディングロードでは前の車が徐々にスピードを上げていくので、ついつい面白くなって付いていったら、目的地に到着した途端にキーを取り上げられた(笑)
で、全然関係ないんだけど
あまりに健康的過ぎるんで、今回唯一のサービスショット
で、まずは掘る前に、恐竜センターってところでお勉強。
これ凄くね?
ジュラシック・パークでお馴染みのヴェロキ・ラプトル
が、プロトケラトプス
と格闘中にとてつもない砂嵐に襲われ、一瞬で地球に閉じ込められたと考えられている化石だそうで、これは「格闘化石」という名で世界的に知られているそうだ。
上にいるプロトケラトプスが下になっているラプトルの前肢に噛みついているんだけど、ラプトルも負けじと自慢の鈎爪の付いた脚で下から蹴りを入れている。
つまり、こんな感じ
これは凄い!
太古の浪漫を実感させてくれる凄い化石があったもんだ。
と雄大なる太古に想いを馳せながらぼーっと歩いていると
突然!巨大なT-REXに足を噛まれた
なんとか窮地を脱した鉄さんは、ほっと一息をつきながら、今度は逆に食ってやる!
と恐竜プレートを注文
(実際に食ったのはまどかさん)
純ちゃんは、ずっと食いたがってたプテラノ丼
そこからやっと発掘現場に赴き、みんな必死で掘り続ける。
「おー! 来たぁ! 貝の化石!」
「ねぇねぇ、これって植物じゃない?」
出るわ出るわ。
2枚貝の応酬。
シジミの化石だったり、なんだか忘れたけど、貝・貝・貝。
恐竜はおろか、ここは汽水域らしく、アンモナイトや三葉虫はいないんだそうだ。
まじかぁ。。。
貝も最初は嬉しかったんだけど、掘れば掘るだけ、「貝塚かよ!」ってくらいに、いくらでも出てくるので段々飽きてくる。
ってか、疲れて写真すらない。
その後、巨大な吊り橋を見つけて渡ってみる。
「ねぇ、ここの下に一億円落ちてたらどうする?」
「ん? どうするもこうするも、そんなの落ちてたら、俺ならあそこの斜面を死ぬ気で降りて」
「けど、上がれなかったら、一億持って死ぬんだよ」
「だからって放っておけないでしょう?」
大丈夫。
落ちてませんから。
こんな素敵なトンネルも
その後山の上の公園で童心に帰り(この日は帰りっぱなしだったけど)、日も暮れてきたので帰京。
行きはあんなに遠く感じたのに、帰りは瞬きしたら新宿に着いてた。
で、新宿で焼き肉食って解散!
いやぁ、愉しかったね。
また遊ぼう。